遺跡は養老川中流域の支谷に面した標高約75mの台地上にあります。県道造成工事に先行し、財団法人千葉県文化財センターが発掘調査を行い、旧石器時代から中・近世にわたる遺構が発見されました。
旧石器時代については、石器の集中地点が4箇所発見されました。これらはナイフ形石器や削器、剥片などで、発見された地層は、ソフトロームと呼ばれる関東ローム最上層(III層)から、武蔵野ローム(IXa層)にわたります。しかし分布の中心は、立川ローム中のV層と呼ばれる層位を中心に、IV層からVI層の間で多く発見されており、約2万年前を含む後期旧石器時代の遺跡であることがわかりました。福増一帯は旧石器時代の調査例が少ないため、貴重な事例となっています。 |