姉崎天神山古墳は、姉崎古墳群を構成する大型の前方後円墳です。名前は、前方部と後円部の境にある天神(菅原道真)を祀った社に由来します。
墳丘全長は推定130m、後円部の高さは14mにおよび、市内最大、南関東でも十指に入る規模の古墳です。
古墳時代中期の大型古墳であれば、円筒埴輪の破片が見つかっても良いのですが、姉崎天神山古墳では発掘調査を行っていないこともあり、これまでのところ埴輪片が見つかっていません。後円部が前方部に比べ、高くて大きいという墳丘の特徴と、平地を見渡す台地上にある立地を考え合わせると、
古墳時代前期に築造された可能性が考えられます。築造時期が近いと見られる今富塚山古墳や、同じ姉崎古墳群に含まれる釈迦山古墳との前後関係が気になるところです。
引用参考文献
千葉県教育委員会1994『千葉県重要古墳群測量調査報告書−市原市姉崎古墳群−』 |