戦国後期〜現代
小田部新地遺跡
おだっぺあらち
村田川支流の沖積地をのぞむ台地上にあります。土壙墓群と火葬遺構群がそれぞれブロックを形成しています。発掘調査地区の西側には現在も墓地があり、村落墓地としての土地利用が15世紀末までさかのぼることがわかります。この地域では、近世村落の基礎が戦国期にできあがったのでしょう。中世遺物はカワラケがほとんどで、瀬戸大窯並行期と思われます。
『小田部新地遺跡』
(財)市原市文化財センター調査報告書第4集 1984年