弥生時代中期〜後期
小田部新地遺跡
おだっぺあらちいせき
小田部新地遺跡は村田川へと注ぐ神崎川を見おろす台地に立地します。方形周溝墓が14基検出されているほか、土壙墓(どこうぼ)という盛土や溝の伴わない墓が8基見つかっています。
遺構の時期は弥生時代中期から後期のはじめにかけてで、竪穴住居跡2棟がつくられた後に方形周溝墓と土壙墓がつくられるようです。
方形周溝墓の方が遺構としては立派に感じられるのですが、副葬品は土壙墓から発見された管玉(鉄石英2・碧玉7)しかありません。
『小田部新地遺跡』(財)市原市文化財センター1984年