弥生時代後期〜終末期 | 片又木遺跡 かたまたぎ | |
![]() |
||
周囲との高低差の大きい台地上にある集落遺跡です。南北から谷の迫る台地上の狭い平坦面に、詰め込まれるようにして竪穴住居跡と方形周溝墓群がつくられています。 竪穴住居跡は弥生時代後期後半以降、古墳時代前期まで存続しています。13基検出された方形周溝墓はちょうど弥生時代から古墳時代にかけての時期に連続して構築されており、最初につくられたと考えられる大きな1基からは、東海地方以西の影響を受けた土器が出土しています。どの方形周溝墓も残念ながら埋葬施設はまったく見つかっていないので、副葬品や墳丘のかたちなどは不明ですが、位置関係から築造された順序が推測できる興味深い事例です。 『片又木遺跡』 (財)市原市文化財センター 1984年 『片又木遺跡II』 (財)市原市文化財センター 2000年 『片又木遺跡III』 (財)市原市文化財センター 2003年 |
||
![]() ![]() ![]() |
![]() |