いちはら埋文(まいぶん)講座

第8回 土器が語る古代の市原
−奈良・平安時代の「墨書」土器から何がわかるか−
 
 平成25年1月19日(土)に第8回いちはら埋文講座を開催し、53名の皆さんにご参加いただきました。

 今回の講座では、長いこと文字文化を持たなかった「やまと言葉」のあり方、文字文化導入の時期と時代的背景などから日本語の特徴を説き起こした上で、市原市内から出土している平安時代の墨書土器について、見方や書かれている文字の意味などについて、参加者のみなさんと一緒に学びました。

 特に、上総国分寺稲荷台遺跡という、比較的に性格の明らかな遺跡から出土する同時代の墨書土器の特徴を比較することによって、どのような共通点があるのか、あるいは、どのような違いがあるのかなどを見ました。
 また、稲荷台遺跡から発見されている「貞観十七年」紀年銘土器の歴史的背景について、『日本三代実録』記載の貞観十七年の記事を紹介することによって、墨書土器の内容や、祭祀を誰が、どのような目的で行ったのか、また、実施された十一月二十四日とは、どのような日であるのかなどについて、具体的に考えました。
 
受付の様子
墨書土器展示の様子
稲荷台遺跡出土の「貞観十七年」紀年銘墨書土器
講座の様子
講座の様子

 今回の埋文講座では映像資料を使わず、席を車座のように円形に並べましたので、参加者の皆さんと近い距離で、一緒に考えられたように思います。
 皆さんの様々な反応を通じて、新しい見方も生まれました。ご参加いただき、ありがとうございました。         

  講座配布資料(抜粋)の閲覧はこちら

平成24年度 いちはら埋文講座はすべて終了しました。
全8回の開催で、313人の皆さんにご参加いただきました。
誠にありがとうございました。

来年度のいちはら埋文講座も、是非ご期待下さい。
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