平成24年度 夏休み・子ども体験講座 


「縄文の貝アクセサリーづくり」

7月28日(土)
 今年も恒例の「縄文の貝アクセサリーづくり」を開催しました。この企画は、南房総鴨川の海岸にバスで出かけ、市内西広貝塚など縄文時代の貝塚からたくさんみつかっている貝でできたアクセサリーを参考に、素材貝の採集から製作までを一気に体験してしまおうというものです。この事業も今年で11回目をむかえ、今年は募集35名に対し応募82名と、センターでは最も人気のある講座になりました。競争率2倍以上の激戦のなか、小学生21名・保護者14名の総勢35名でバスに乗り、一路鴨川の浜荻海岸を目指しました。
西広貝塚からみつかった様々な貝アクセサリー(3,500年ほど前)
今年の鴨川・浜荻海岸のようす
前日まではまさに猛暑で、子連れの貝拾いは心配されましたが、幸運にも午前中はくもりがちの絶好の日和になりました。
海まではおよそ2時間の道のり。
車中では、西広貝塚出土の貝アクセサリーや写真パネルなどをみながら、遠い昔の人たちの生活に思いをめぐらせます。初めて間近に見る3,500年も前の貝アクセサリーに興味津々の参加者。
バスの通路を使って、ワゴンに入れた貝の標本なども見ます。
色やかたち・名前など、海岸に着いてから拾う貝の特徴を頭に入れます。
「こんなのが作れるの?」期待は高まります。
貝輪・ペンダント・貝ビーズのブレスレットを作ります。
ようやく到着した浜荻海岸。
昨年新調した「のぼり旗」が、参加者親子を待ち受けます。
打ちあがっている場所と貝の種類の説明のあと、一斉に貝拾い開始。
あっという間に参加者は思い思いの場所に散っていきました。

まずは砂浜方面を探します。
波打ち際には打ちあがったばかりのベンケイガイがみられます。

岩場近くでは、タカラガイやアマオブネガイなど小さな巻貝もたくさん集積しています。
貝が多すぎて最初はなかなかみつかりませんが、目が慣れてくると袋いっぱいに集まります。
もうすっかりおなじみになった休憩用のテント。裏方の職員の苦労の作です。
およそ1時間半の採集で、ベンケイガイ・タカラガイなど予想以上に色々な貝が集まりました。

午後からは、鴨川市文化財センターの学習室をお借りして、拾った貝でアクセサリーづくりをおこないます。
まずはパネルを使った解説と作り方のデモンストレーション。

今年は、拾った貝を各自広げて見せてもらい、種類などの解説もしました。
砂浜にすむ貝、岩場にすむ貝、二枚貝・巻貝など、たくさんの種類の貝が集められていました。この夏の自由研究は決まりだね。

今年できあがったばかりのガイドブックも参考にして、いよいよ貝アクセサリーづくりのスタート。
おかげさまでオールカラーの冊子は、参加された親子に大好評でした。
「ベンケイガイは硬いなあ。シカの角でもなかなか割れないぞ」
「あっ、もう少しで腕に通りそう」
「うわー危ない、もう少しで割れるところだった」
「貝ビーズにひもを通すのも結構難しいなあ」
約2時間の作業で、ほとんどの人が縄文の貝アクセサリーを完成しました。
それらを身につけ記念撮影。
みなさんお疲れさまでした。
体験埋文講座冊子内容 上総国分尼寺跡 上総国分尼寺跡 南中台遺跡 荒久遺跡 祇園原貝塚 南田瓦窯跡群 神門墳丘墓群 上総国分僧寺跡 上総国分僧寺跡 荒久遺跡 南中台遺跡