貝輪づくり体験 in 佐賀 Part2

10月13日(日)
 佐賀県佐賀市教育委員会から依頼を受け、貝輪づくりの体験講座に、埋文調査センター職員を講師として派遣しました。今回は、前日におこなわれた同市の縄文遺跡に関するシンポジウムに関連したイベントです。
 体験講座には、22名の小学生とその保護者や一般の方など計41名の参加がありました。佐賀市で貝輪づくりをおこなうのは今回で2度目、昨年は8月に貝輪に関する講演と併せておこないました。
 
 東名(ひがしみょう)遺跡は、全国的にも珍しい縄文時代早期後葉の低地性の貝塚です。遺跡からは、貝・骨など貝塚特有の遺物のほか、編みかごや木製品など低地遺跡特有の植物質遺物が多量に出土しています。早期のものとしては大変珍しい、ブレスレットやペンダントに使われた貝製品がたくさんみつかっており、今回の体験講座は、これらを「教材」にしたものです。
 貝ビーズが多量に出土する様子は、市原市の天神台遺跡とも共通しており、縄文人の地域を越えた意識のあり方を感じさせます。
 会場は、佐賀市立図書館の一室です。受付では、センターおなじみののぼり旗がお出迎え。
 
 旗の前で記念撮影する親子も。
 テキストに、センター作成の冊子を使いました。始まる前から熱心に読みふける子供たち。やはりマンガは好評でした。
 まずは、隣の視聴覚室で縄文時代のアクセサリーや「貝輪」についての授業をしました。
 会場には、東名遺跡からみつかった貝輪の実物、そしてセンターではおなじみの現生貝を使った貝輪複製品の展示もしました。
 いよいよ貝輪づくりのはじまりです。体験講座会場へ移動。道具類は既に準備されています。
 まずは貝輪づくりのデモンストレーション。

 さあ、いっせいに貝輪づくりを始めます。材料の貝は、千葉県鴨川市の海岸で拾い集めたもの。穴のあけ方、道具の使い方のポイントを思い出しながら、石や鹿角をじょうずに使いこなします。およそ90分ほどで、ほとんどの子供たちが自分の腕にはまる貝輪に仕上げられました。
 最後にのぼり旗の前で記念撮影。
 自分たちのふるさとにかつて住んでいた縄文人たちに、ちょっぴり興味が出てきたかな?
体験埋文講座冊子内容 上総国分尼寺跡 上総国分尼寺跡 南中台遺跡 荒久遺跡 祇園原貝塚 南田瓦窯跡群 神門墳丘墓群 上総国分僧寺跡 上総国分僧寺跡 荒久遺跡 南中台遺跡