平成26年度 夏休み・子ども体験講座 

 


「縄文の貝アクセサリーづくり」

 
 平成26年7月26日(土)  8:20〜17:15
 
 鴨川市浜荻海岸・鴨川市文化財センター
 

 本年度の夏休み・子ども体験講座の第一弾、「縄文の貝アクセサリーづくり」を7月26日(土) に行いました。
  この企画も今年で13回目を迎え、夏休み恒例の人気イベントとして定着しています。今年も35名の定員に対し、応募者は106名にもなり、43組から抽選で16組の小学生親子が参加しました。1年生から6年生までの19名と保護者16名の組み合わせです。昨年の落選から見事リベンジされた方、昨年に続き今年も当選した運のよい方もいらっしゃいました。
 さあ、今年も鴨川のきれいな海へレッツゴー。

縄文時代の貝アクセサリー
 このイベントの発端となったのは、西広貝塚から見つかった多数の貝アクセサリー。ベンケイガイやタカラガイなどをブレスレットやペンダントなどに加工したものが2,000点以上も見つかり、その材料の貝の多くが南房総の海からわざわざ運ばれていることがわかったのです。
 縄文時代の人たちが、これらの貝をどうやって手に入れ、どんな道具でどのようにアクセサリーに加工したのか。そしてどんな気持ちで身に着けていたのか。一日がかりで鴨川の海に出かけ、縄文体験してみましょう。
車内の様子
 鴨川の海岸までは、バスで約2時間ほど。車中では、貝塚の写真や図、現地海岸の写真などを見ながらイベントの主旨を理解してもらいました。初めて見る貝塚出土の実物資料、しかも手に取って見られるとあって、参加した親子は驚きを隠せない様子。この貝、本当に3,500年も前のものなの?
見本
 貝塚の貝は長い時間経過で、その色や文様、つやなどが失われています。
 しかし 現在の貝はとても美しい姿です。これらで作った復元品を見てもらいました。
見本を手に取る
 わぁ、すごくきれい!不思議なかたちをした美しい貝の姿にすっかり魅了される親子。こんな貝が拾えるの?貝アクセサリー作ってみたい!
 百聞は一見にしかず、イベント主旨はすっかり伝わったよう。気分は一気に高まります。
海辺のテント
 当日は快晴。青い海に青い空はピッタリですが、海岸といっても気温は30度を超えています。熱中症も心配なので、バスに先行して出かけたスタッフが、仮設の休憩所を用意します。
貝を探す
 海岸に到着するやいなや、思い思いに散らばる参加者たち。もう頭の中はベンケイガイやタカラガイのイメージで一杯に。それ見つけるぞ!
当日の海の様子
 この日の鴨川の海はいつになく穏やかです。波待ちのサーファーも退屈そう。沖は数日前から日中も霧がたちこめ、見通しが悪い状態でした。
打ち上がったベンケイガイ
 海に向かって右の方、砂浜が広がる箇所にはおびただしい数のベンケイガイが打ち上げられていました。おそらく、2週間くらい前に通過した台風8号によるものでしょう。
たくさんのベンケイガイ
 この辺りだけでもざっと見て数百枚はあるでしょう。お父さん、拾いきれないよ。

岩場の近くで貝さがし

 海に向かって左側、岩場近くの海岸には、タカラガイやアマオブネガイなど小さな巻貝が打ちあがります。タカラガイあるかなぁ。この日は少し数が少ないようでした。
休憩
 さすがに30度を超す真夏に海岸で貝を探す作業は過酷です。日陰に逃げ込みしばし休憩。熱中症が怖いので、1時間ほどの採集で切り上げました。
昼食時間
 午後の部は、鴨川市文化財センター学習室が会場です。火照った体を冷ましながら、昼食タイム。
作り方の説明
 午後の部の開始。これから作る縄文の貝アクセサリーの種類と作り方を説明します。
模範演技
 この講座の卒業生、ボランティアスタッフの高校2年生による貝輪づくりのデモンストレーション。石と鹿角のハンマーを使った見事な手さばきに見惚れる小学生たち。
ベンケイガイの貝輪作り
 スタッフが見守る中、家族・グループ単位で作業します。まずは貝輪づくり。
親子で作業
 うまく穴があいたよ。本当だ、じょうずだねぇ。親子で一緒に同じものを作る体験は貴重ですね。
砥石で穴あけ
 タカラガイや貝ビーズのブレスレットは、砥石で貝の一部をこすり、穴をあければ完成です。でもアマオブネガイは小さいし、幾つも作らなければならないのでちょっと大変。根気よく作業します。
アマオブネのブレスレット完成
 紐でつないだ貝ビーズを腕にまいて完成です。できたぁ。

タカラガイ
番外編:もくもくと作業し、貝採集も徹底していた様子の親子。聞けば、昨年も当選している経験者でした。この日、タカラガイは少なそうでしたが、この通りたくさん集めていました。やはり、目が慣れていると違いますね。恐れ入りました。
集合写真
 貝輪、ペンダント、ビーズブレスレット、自分が拾った貝で自分で作ったアクセサリーを身に着け、大満足の笑顔で記念撮影。ちょっぴり縄文気分を味わえたかな?
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