第20回 市原市文化財センター遺跡発表会を開催しました

 11月27日(日)、五井駅前のサンプラザ市原で、平成17年度の遺跡発表会を開催しました。多くの方々にご来場いただき、大きな成果を得ることができたと思います。ご来場の皆様、まことにありがとうございました。
 サンプラザ市原(JR五井駅前)2Fのプラザホールで開催しました。
 受付前から多くのご来場があり、遺物展示コーナーが賑わっています。
 会場の一角には、発表内容に関連する遺物の展示コーナーを設置し、好評でした。
 左は市内の弥生時代環濠集落から発見された遺物群です。近年報告書が刊行された根田代遺跡や、来年度刊行予定の南岩崎遺跡出土品など、話題の遺物をならべています。
 有名な三嶋台遺跡出土の人面土器も陳列しました。こんな間近に見られる機会も、そう無いのではないでしょうか。
 普段は当センターエントランスホールのガラスケース内にてお出向かえしております。今後もぜひ会いに来てください。
 手前は長平台遺跡、奥の大きいのは南岩崎遺跡出土の壺です。端正なフォルムに緻密な文様があしらってあり、お客様の目も止まります。
 こちらは昨年度報告書が刊行された加茂遺跡A・B地点の出土遺物で、古墳時代から平安時代にかけての土器類を中心にならべました。特に奈良・平安時代の祭祀遺物は重要で、パネルを使い、発掘時の状況が分かるようにしてあります。また、土器類のセット関係を知る上でも有効な展示だったと思います。
 昨年度発掘調査した市原条里制遺跡蛇崎八石地区の遺物です。展示点数は少ないのですが、低地貝塚の重要資料であり、貝類の分類データも示しましたので、多くの方が関心を向けていました。
 展示の最後は能満城遺跡です。調査範囲は戦国期の宿の一角と思われる屋敷跡で、日用品の陶磁器類が中心でした。
 上総国の守護所を考える上でも無視できない遺跡であり、強く興味を持たれる方が多くいたようです。
図書購入方法  図書販売コーナーでは、発表に関わる遺跡の報告書や研究紀要、普及冊子などを販売しました。
 発表会場。おかげさまで広い会場も早々に満席となりました。皆様の熱意に負けぬよう、発表にも力が入りました。
 午前は当センターの調査・研究成果発表を、午後は今回のテーマである弥生環濠集落についての発表を行いました。
 慶應義塾大学助教授 安藤広道先生をお招きし、特別講演会を開きました。題名は
「なぜムラを溝で囲むのか─環濠集落の意味を読み解く─」
 居住域防御のみにとらわれない環濠の意味を、古代社会への変換期たる社会背景に求める興味深い講演でした。
講演内容は発表会要旨にまとめてあります。ご覧になりたい方はこちらをどうぞ