いちはら埋文(まいぶん)講座
| 第4回 縄文・弥生のアクセサリー 〜アクセサリーから縄文・弥生の社会を考える〜 |
縄文・弥生のアクセサリーは、その出土のしかたや扱われ方からみると、現代の装飾品の感覚とは大きく異なるようです。 これらを考古学的に分析することによって、当時の人びとの価値観や社会のあり方なども知ることができるとみられます。 縄文・弥生のアクセサリーには色々なものがありますが、両者に共通してみられる腕輪(ブレスレット)に今回は注目してみます。 市原市の遺跡からは、腕輪が多くみつかっており、その素材も粘土・イノシシの牙・貝・青銅・石など多岐にわたっています。 このうち貝製の腕輪は「貝輪」と呼ばれ、縄文時代以降古墳時代にいたるまで長く使い続けられた最もポピュラーな素材です。 貝のもつ独特の形態・色・艶・質感などが人びとに愛され続けた証拠です。 今回の講座では、このうちとくに「オオツタノハ」と呼ばれる特殊な貝に目を向け、縄文・弥生時代においてみられるその扱いの変化から、当時の人びとの思考や社会の変化について考えてみたいと思います。 オオツタノハは、日本列島において分布域が極めて限定される特殊な貝で、近年までその生息地・生態などがあまりよくわかっていませんでした。 今回の講座では、おそらく本邦初となる、オオツタノハの生息状況や「捕獲」の様子をとらえた映像も公開します。 考古学のみならず生物学的にも貴重な映像は一見の価値あり、ご期待ください。 |
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| 現生オオツタノハで復元した貝輪 |