いちはら埋文(まいぶん)講座

第4回 瓦からみた市原
−遺跡からみつかる瓦を調べると何がわかるか−
 予定日     9月10日(土)
 時 間     午前10:00から12:00まで
 集合場所   埋蔵文化財調査センター(9:30受付開始)
 参加費     無料
 応募方法   申し込み不要(当日直接会場へ)
 講座の内容

 奈良県奈良市中院町にある国宝「元興寺極楽堂」。
 この建物の行基葺き瓦屋根には、法興寺(飛鳥寺)の瓦が一部に葺かれています。
 千三百年以上も風雨に耐えた瓦たちです。

 『日本書紀』崇峻天皇即位前紀(587)七月の記事には、崇仏派(大臣蘇我馬子・厩戸皇子)と廃仏派(大連物部守屋)とが戦い、崇仏派が勝利をおさめたことが記されています。
 この時の戦いにあたって、戦勝祈願を行った蘇我馬子は、祈願成就の折には寺院を建立すると約束しました。
 法興寺(飛鳥寺)の建立です。

 翌、崇峻天皇元年(588)三月。
 百済王から仏舎利が献上され、併せて、造寺工・金工・瓦工・画工などが派遣されています。
 七堂伽藍を建立するのに必要な、知識や技術を持った人々が、百済国からやって来たのです。

 場所は、現在の明日香村飛鳥に定めました。
 設計を行い、まずは模型などを造ったことでしょう。
 崇峻天皇三年(590)には、使用する木材の伐り出しも始まっています。
 建設に取り掛かったのは、崇峻五年(592)十月のことだったようです。
 以来、約四年の歳月を費やして、わが国最初の伽藍寺院法興寺(飛鳥寺)が創建されたのです。

 我が国では、この時初めて、屋根に瓦が葺かれました。
 軒先には、百済国の寺院に見られるような紋様の軒先瓦が葺かれていました。
 遺跡から発見される古代瓦をよく観察してみると、色々なことがわかってきます。
元興寺極楽堂・禅堂
奈良元興寺極楽堂・禅堂 (撮影 田所 真)
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