夏休み・子ども体験講座 (その2)

ものづくり体験を開催しました



 8月6日(土)・7日(日)の二日間、本センターにて夏休み・子ども体験講座(その2)「ものづくり体験」を開催しました。

 この講座は、夏休み期間中の小学生を対象として始めたもので、今年で5回目となります。
 貝輪づくり・勾玉づくり・アンギン編み・どろめんこづくりの4講座を、1日で体験してしまおうという欲張り企画です。
ものづくり体験のぼり
 今年初めて製作した事業タイトル・講座名を印刷した「のぼり」が参加者を出迎えます。
縄文ガールカンバッジ 山王山の王カンバッジ
アンギン少女カンバッジ イノシシ形土製品カンバッジ
受付では、恒例となった本センターオリジナル缶バッチを配布しました。 2個の絵柄を昨年と変えています。
受付  参加者には、カンバッジの色ごとに、4つのグループに分かれてもらいます。
体験講座ボランティアのミーティング  ボランティアスタッフのミーティング。
 今回は登録14名、2日間で延べ22名の方の協力を得ました。
 本事業では欠かせない存在になりつつあります。
会場準備 会場準備のようす。
 会場は、2階会議室・1階整理室に4会場を設置。
 このうち2講座は、机・イスなしのオープンスペースで実施します。
 写真は「貝輪づくり」会場。
 各会場には、関連する遺物や遺跡などの写真、その講座の解説パネルなどを展示しました。
 講座の前半では必ず、これらを使った「もの」についての話を子どもたちにして、「ものづくり」への関心が高まるようにしています。

 単なる「工作」に終わらせないのが「いちはら流」 。
貝輪づくり展示 貝輪ブース

 実際に貝塚から見つかった縄文時代のアクセサリーや、現在の貝の標本などを、所狭しと並べました。
貝輪づくり展示
勾玉づくり展示 勾玉ブース

 展示は、市内の遺跡出土遺物を中心に集めた逸品ばかり。

 博物館でもなかなか見られない
 ものもたくさん出品しました。
勾玉づくり展示
泥めんこづくり展示 泥めんこブース

 「めんこ」の歴史を語るのに欠かせない、なつかしい昭和40年代の紙のめんこも展示しました。
泥めんこづくり展示
アンギン編み展示 アンギンブース
いよいよ各講座のはじまりです
貝輪づくり
貝輪づくり  貝輪は縄文時代から弥生時代にかけて使われた貝製のブレスレットです。
 ベンケイガイの貝殻を使います。
 貝輪づくりを始めてから10年。かなり知名度も上がりました。

 昨年から、机やイスを使わないオープンスペースでおこなっています。
作業がしやすく雰囲気も出ます。
ベンケイガイに穴をあける  石のハンマーを使った最初の穴あけ作業。
 「本当にうまくあくのかなあ・・・」
 緊張の一瞬。
ベンケイガイの穴をひろげる  次は鹿角ハンマーでたたき、穴を広げていく作業。
ベンケイガイの穴をひろげる  「ベンケイガイ」って本当に硬いなあ」、
 その名前の由来がよくわかります。
貝輪をみがく  だいたい腕にはまる大きさの穴があいたので、いよいよ仕上げ作業に入ります。
貝輪をつくる少女  硬い砂岩の砥石を使って、穴の周囲と表面を磨きます。
 滑らかになってくれば、腕に通しても痛くありません。
貝輪の完成  完成!
 今回は、低学年の子どもたちの参加が多かったので、およそ50分ほどで、ほとんどの子が腕に装着できる貝輪を仕上げることができました。
 なかには首から下げるペンダントとしての使い方が気に入った子も・・・。
勾玉づくり
勾玉づくり  全国的にも各種体験講座の中で一番人気の「勾玉づくり」。
勾玉づくり  講座では、比較的加工しやすい柔らかい石を使いますが、それでも1時間の制限内にきれいな勾玉に仕上げるのは結構大変です。
勾玉をつくる少年  砥石と紙ヤスリを使って削る・こする・磨くを繰り返します。
 4講座の中では、一番単調な作業が続く「ものづくり」ですが、子どもも大人も一生懸命作業していました。 
アンギン編み
アンギン編み解説  アンギン編みは6000年前の縄文時代からある技術のひとつです。
 ここでは現代の素材でコースター作りに挑戦しました。

 まずは、パソコンで作った教材を上映し、あみものの歴史について勉強しました。
カラムシの説明  今回は、会場に昔の繊維のもととなったカラムシを展示し、植物が糸のもとになっていることを子どもたちに伝えました。
アンギンを編む  次に、ひもを使って「あみかた」を教わります。
アンギンを編む少女  スタッフの人やお母さんに見守られながら、はじめてのアンギン編みに挑戦。
アンギンを編む子ども  低学年の子どもたちには少し難しかったかもしれませんが、みんな一生懸命。
アンギンを編む  だんだん要領がわかってきました。
 もくもくと作業が続きます。
アンギンの完成  ついに完成。
 お気に入りの色のヒモを編んで作ったコースターができあがりました。
泥めんこづくり
 泥めんこは江戸時代に大流行した子どもの遊びです。本講座では、実際に残っていた泥めんこから型をおこしておいて、受講者には粘土を詰めるところから体験してもらいました。
泥めんこの説明  市内の遺跡などがらみつかった「どろめんこ」など土製玩具の展示をみながら、「めんこ遊び」の歴史について勉強します。
市原市内出土の泥メンコ  こちらは、市内の遺跡からみつかった逸品の数々。
 たくさんはありませんが、珍しいものが多く貴重な資料です。
泥めんこをえらぶ  まずは、作りたい「泥めんこ」を選びます。
 市内などからみつかった「本物」から作った「型」を使って「型ぬき」したレプリカの泥めんこです。
泥めんこ見本  30種類もあるので迷います。
 人気なのは、カエル・たけのこ・タイ・ダルマなど子どもたちにもなじみのモノたち。
泥めんこの型をえらぶ  「型」はそれぞれ10個ほど作ってあります。
 作りたい泥めんこの型をさがします。
泥めんこづくり  型を選んだら席につき、いよいよ泥めんこづくりのスタート。
泥メンコをつくる少女  まず「型」に粘土をつめこみます。
型から外した泥めんこ  型から取り出し乾燥させます。
 結構たくさん作れました。
泥めんこをつくる少女  力士の姿をした「土人形」も人気でした。
 表裏二つの型をあわせて作るため、側面にバリが残ります。
 この部分を修正すれば完成します。
 「うまくできるかな」、慎重に作業します。
泥めんこで遊ぶ  昨年からはじめた泥めんこを使った遊びのコーナー。
 少し離れた場所にある「的」めがけて泥めんこを投げ入れる「的入れ遊び」。
 昔おこなわれていた泥めんこ遊びを参考に現代風にアレンジしてみました。
 単純な点取り遊びなので、幼稚園の子どもたちにも大人気でした。
 今年は、市内の70パーセントにあたる32校から子どもたちに参加いただき、2日間で親子などあわせて180名になりました。
 アンケートでは、ほとんどの方から
「また来年も来たい!」
との感想をいただきました。

 来年はさらにバージョンアップを目指します。
 元気な姿で、一年後またお会いしましょう。