兵庫県立考古博物館 「古代体験・秋まつり」に
「貝輪づくり」で出展しました。

 平成23年11月5日(土)、兵庫県立考古博物館主催の「考古博古代体験・秋まつり」に「貝輪づくり」で出展しました。
 「考古博古代体験・秋まつり」は、古代体験メニューの先進的な取り組みを行っている体験学習施設や博物館等を集め、さまざまな古代体験を実演することで、各団体の活動を全国に紹介しようというものです。
 今回、当センターが行ってきた「貝輪づくり体験」が選ばれ、東日本から唯一招待されました。

  兵庫県立考古博物館公式サイト
石野館長による開会挨拶
● 事例報告会の開会挨拶
 まつり当日はブース運営に追われ、他の出展団体との情報交換ができないことから、今年は前日に「事例報告会」が行われました。写真は、兵庫県立考古博物館の石野博信館長による開会挨拶の様子です。
当センター職員による事例報告
● 事例報告会の様子
 九州国立博物館、島根県立古代出雲歴史博物館、吉野ヶ里歴史公園など、そうそうたる出展団体にまじって、当センターも事例報告を行いました。
 これまでの貝輪研究の成果や貝素材採集から加工までの過程を、画像と動画をおりまぜながら行った発表は、注目を集めました。
会場の様子
● 会場の様子
 兵庫県立考古博物館のある大中遺跡公園では、播磨町主催の「大中遺跡まつり」が同時開催されていました。
 古代の衣装行列や伝統芸能の披露、B級グルメ料理の販売などが行われ、悪天候にもかかわらず、17,000人の参加がありました。
市原市の出展ブース
● 市原市の出展ブース
 たくさんののぼりを立てた当センターのブース。会場でもひときわ目立っていました。
展示の様子
● 展示の様子
 説明パネルや現代の貝で作った貝輪復元品の展示も行いました。
 なじみのない貝も多かったようで、皆さん興味深そうに見ていました。
こどもでごった返すテント内
● ブース内の様子
 出展準備中から雨が降り始め、急きょテントの中で行うことになりました。
 せまいテント内は、こどもたちでごった返しています。
たたき石を使った穴あけ
● 貝輪づくりスタート
 手順を説明したあと、いよいよ貝輪づくりのスタートです。
 「ほんとうに穴があくの?」
 最初はおっかなびっくりで石でたたきはじめますが、すぐに慣れてきて、テント周辺に「カンカンカンカン」という甲高い音が響き渡ります。
鹿角ハンマーを使った穴あけ
● 割れないように気を付けて
 穴あけに成功したら貝を砂の上に置き、鹿角ハンマーでたたいて、穴を広げていきます。
 慎重派の子、大胆派の子、さまざまですが、みんな一生懸命です。
石野館長も飛び入り参加
● 飛び入り参加
 会場内を巡回していた石野館長も飛び入り参加。
 こどもたちに交じって挑戦です。頑張って下さい。
大活躍のボランティアスタッフ
● ボランティアスタッフ
 初めて貝輪づくりを体験した現地ボランティアスタッフも、何度かやっているうちにコツをつかんでしまったようです。
 息をつく間もないなかでお手伝いしていただき、本当に助かりました。
砥石を使った研磨作業
● 完成間近
 広げた穴の割れ口を砥石で磨いたら、もうすぐ完成です。
 みんな腕にはまるかな?
完成した貝輪を付けたこどもたち
● 完成!
 ようやく完成です。自分で苦労してつくったブレスレットの付け心地はどうかな?
 よそのブースをひとまわりしたあと、友だちを連れてまた来てくれた子もいました。
 関西のこどもたちのパワーに圧倒されっぱなしの1日でしたが、こどもたちの笑顔を見ると、疲れも吹き飛びます。
 市原市のブースで貝輪づくりを体験していただいた皆さん、ありがとうございました。
 来年もまたお会いできるといいですね。

 先進的取り組みと評価されたいちはら発祥の「貝輪づくり」の輪を、これからも全国に広めていきたいと思います。
● 番外編
 今回出展していた古代体験メニューのなかから、作品をいくつか紹介します。
   ・ 大阪『府立弥生文化博物館  「銅鐸をつくろう」
   ・ 八尾市立しおんじやま古墳学習館 「ガラス玉ブレスレット作り」
   ・ 宮崎県立西都原考古博物館 「茜(アカネ)染め体験」

 どの出展団体も工夫をこらした内容で、当センターがこれから古代体験メニューを増やしていくうえで、大変参考になりました。
古代体験の作品例
祇園原貝塚出土 西広貝塚出土 祇園原貝塚出土 祇園原貝塚出土 祇園原貝塚出土 祇園原貝塚出土 祇園原貝塚出土 祇園原貝塚出土 上小貝塚出土 奉免上原台遺跡出土 北野原遺跡出土 西広貝塚出土 西広貝塚出土