| 国分寺薬師堂の天井板画(レプリカ)を入れ替えました | |
埋蔵文化財調査センターでは、埋蔵文化財ではありませんが、国分寺薬師堂の天井板画の複製画を展示しています。 |
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| 国分寺薬師堂は、茅葺き入母屋造りの三間堂で、正徳6年(1716)に建立されました。 堂の内部は、結界(格子戸)によって、須弥壇や厨子のある内陣と、礼拝する外陣(げじん)とに分けられています。 外陣の天井には、狩野派の流れを汲む画師によって描かれたとみられる、4葉の飛天画と2葉の竜画が彩られています。 飛天画は極彩色で、大皮・横笛・笙・羯鼓を奏でています。 |
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| 国分寺薬師堂 天井見上げ図 | |
| 今回の入れ替えでは、今年の干支にちなんで「登り竜」を展示しました。 今までは4葉の飛天の現状画と再現画をローテーションしていましたので、竜画は初お披露目となります。 |
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| この絵は、国分寺薬師堂(1716年建立)の外陣中央間天井に描かれた、竜図(「登り竜」)の複製画です。 8枚の板に描かれていますが、右から2枚目と4枚目の部分は欠落しています。 脇間の天井板絵が、極彩色華やかに楽器を奏でる飛天図であったのに対して、中央間の竜図は、一部に朱彩を施すものの、水墨に徹しています。 表面の樹脂を洗い落した白木の板に、一気に描き上げた筆づかいには勢いがあり、竜の躍動感をよくあらわしています。 竜図には、「三停九似(さんていきゅうじ)」の約束事があります。「三停」とは、頭頂から脇、脇から股、股から尾先までを等しい長さとして描くものです。 また、「九似」とは、竜の各部位を、現生する九種の動物から採って描くものです。 駱駝の頭部に、鹿の角を生やし、目は兎の眼をしています。 耳は牛の耳、髭は鯉の髭です。項は蛇のごとく伸びて、肩を張る虎の掌から、鷹の爪が生えています。 竜は、春には天に昇り、日頃は水中または地中に棲んで、秋には淵に潜むと言われています。 また、房総には「雨を降らせた竜」の民話も伝わるなど、人里に親しい神獣として、里人の暮らしを見守ってくれています。 落款(らっかん)には「宗膽図(そうたんず)」とあります。 狩野派の画師と考えられますが、詳しいことはわかっていません。 |