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骨製垂飾品(ほねせいすいしょくひん) | ||
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出土地:西広貝塚(さいひろかいづか) 遺跡所在地:国分寺台西広(こくぶんじだい・さいひろ) 遺構:貝塚 時代:縄文時代後期 解説:骨の一端にあながあけられたもので、ペンダントと考えられます。さまざまな動物の骨が使われますが、使われる部位としては手足の付け根から指先までが多いようです。珍しいものでは、ツキノワグマの指骨を利用した製品が出土しています。西広貝塚の周辺はもちろん、県内にもツキノワグマは生息していなかったと考えられますので、山間部地域から持ち込まれたものなのでしょう。 写真左はウミガメの指の骨を用いたもので、骨ほんらいの形がそのまま残されています。このほかに、あなをあける途中のものも見つかっています。写真右はどの動物の骨を使ったのかはっきりしませんが、表面に模様が彫刻されています。割れたあとが見られますので、もともとは管状の製品であったものを、垂飾品につくり替えたのかもしれません。 |
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