和同開珎(わどうかいちん・わどうかいほう)
出土地:
上総国分僧寺(かずさこくぶそうじ)
遺跡所在地:惣社(そうじゃ)
時代:奈良時代
遺構:政所院地内
解説:708年に発行された貨幣です。和同開珎の最初の価値は、1枚で米二升四合と交換することができる貴重なものでした。
左の出土品は、径2.4×2.4cm、厚さ0.15cmあります。東国での和同開珎の出土例は少ないうえ、国分寺から出土したことから、金銭としてではなく、寺院内での祭祀に使われたものと考えられます。