電脳展示室
深鉢形土器(ふかばちがたどき)
出土地:大山台遺跡(おおやまだい)
遺跡所在地:山田橋(やまだばし)
時代:縄文時代早期後葉
遺構:31号炉穴
解説:高さ32cm、口径24cmの丸底深鉢です。内・外面全体を貝殻でナデ仕上げしたため、条痕文が入っています。口縁部には深い刻みが廻っています。
 このころの住居には炉がなく、野外に炉穴と呼ばれる炊事施設を設けていました。この土器も炉穴の中から発見されています。土器の上半分には吹きこぼれの痕で黒くなっています。どのようなものを煮炊きしていたのでしょうか。食事は家屋の中まで運んだのでしょうか。よく観察してみれば、当時のくらしが見えてくるかもしれません。
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