奈良・平安時代
菊間廃寺
きくまはいじ
上図は報告書第23集から抜粋
村田川下流域と海岸平野に面した台地上の遺跡で、古寺の伝承や瓦の散布から、古代寺院跡と考えられています。瓦は成東町真行寺廃寺出土のものと酷似するほか、
川焼瓦窯跡
出土品と同笵のものもあります。寺の創建期は、瓦の特徴から8世紀前半と考えられています(須田1998)。
『菊間手永遺跡』
(財)市原市文化財センター調査報告書第23集 1987年
『千葉県の歴史』資料編 考古3 (財)千葉県史料研究財団編 1998年