弥生時代後期〜終末期
土宇遺跡
ちちゅう
No.100地点115号竪穴出土土器(弥生時代終末期)(日本文化財研究所1979より)
養老川右岸にある台地上で確認された集落遺跡です。弥生時代後期以降の竪穴住居跡は85棟あり、終末期の一棟115号からは完形の手焙形土器(てあぶりがたどき)が出土しています。
土宇遺跡からは弥生土器が多く出土していますが、終末期には台付甕が目立ち、在地伝統の平底の土器とは異なる様相を示すようになります。その時期に地域性に影響を与える変化が生じたのでしょう。
『土宇』 日本文化財研究所 1979年