縄文時代後期
北野原遺跡
きたのはら
縄文時代後期前葉の小さな集落跡です。後・晩期の大集落である祇園原貝塚とは小さな谷を隔てた位置関係にあります。ごく短期間に6軒の住居や土坑、貝層などが形成されています。土器の様相や、イノシシの牙製腕輪をまねした土製腕輪など、周辺の大集落とは違った面が多いようです。後期の大集落ができ始める時期に、ほかの地域から集団が移住してきたことを思わせる興味深い遺跡です。