市原小学校の展示リニューアル


 埋蔵文化財調査センターでは、文化財活用事業の一環として、平成12年度から4か年かけて市内7校に学区内の遺跡を中心とした遺跡・遺物の展示を行ってきました。主に6年生の歴史授業の生きた教材として活用してもらおうというのがねらいでした。しかし、実施後10年以上が経過し、展示パネル等の劣化も目立つようになったことから、学校の希望に応じて少しづつリニューアルをしていくことにしました。

 今回は、市原小学校の展示の様子を速報します。市原小学校は、センターに最も近い学校で、施設見学や体験講座など子供たちが頻繁に訪れてくれます。前回の展示を行ったのは、平成13年と18年のことで、展示場所も普段児童があまり近づかない場所にあったため、小学校の要望で、5・6年生が普段使っている校舎入口に設置することにしました。
 

市原小と周辺の遺跡
 市原小学校と周辺の遺跡(図をクリックすると拡大図を表示)

 市原小学校の付近には、各時代の遺跡が多く、また発掘調査した遺跡も多いため、このうち時代の異なる亥の海道貝塚唐崎台遺跡・郡本大宮遺跡の3か所を選んで展示を行いました。特に、弥生時代のムラである唐崎台遺跡は、市原小の校舎や校庭の下にある遺跡ですので、教材には最適です。
  

 展示の様子(3月4日)。遺物展示にあわせて、各遺跡の時代や概要が分かる解説や写真パネルなどを展示しました
 完成した展示。市原市では、来年度から「ふるさと学」というカリキュラムが導入される予定です。市原小では、この展示をすぐに活用してくれそうです。

 展示を行った校舎は、まさに唐崎台遺跡発掘場所の上にあります。


 校舎の前の駐車場の下には、長軸が12mある唐崎台遺跡最大の竪穴建物が見つかっています。子どもたちは、きっとこの写真と現地を見比べて、遺跡が本当に身近な場所にあることに驚くことでしょう。
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