平成27年度 いちはら埋文(まいぶん)講座


第5回 
大王の時代の市原

−姉崎古墳群と稲荷台1号墳−

 

 10月17日(土)、第4回目の埋文講座を開催しました。
 あいにくの雨でしたが、悪天候にも関わらず、64名の方にご参加いただきました。
 古墳時代中期、5世紀は朝鮮半島からの文物が多く渡来した時代でした。講座では、まず、東アジアの中の日本列島という視点から、市原の古墳と副葬品の系譜と位置づけを確認しました。王賜銘鉄剣の発見された稲荷台1号墳が須恵器の形から古墳時代中期中頃に築造されたと考えられること、そして、他の有銘鉄剣・鉄刀より古い、興味深い資料であることを示しました。近畿地方の巨大古墳群の内容も参考にして、副葬品の内容の変化や移り変わりにも触れました。
 姉崎古墳群についても、姉崎二子塚古墳・山王山古墳など代表的な古墳とその副葬品を材料に、上海上国造の系譜を、畿内王権の動向と対比しながら考えてみました。
 長時間、ご清聴いただきありがとうございました。

 

第5回エントランス

通常、土曜日は休館日ですが、講座の日は、講座の前後にエントランス展示を見ることができます。

第5回講座の様子
講座の模様

第5回ミニ展示

今回のミニ展示は市内古墳出土の優品です。
山王山古墳出土単龍環頭大刀・姉崎二子塚古墳出土直弧文石枕(複製)


 次のテーマは「邪馬台国時代の祭殿 −市原市中台(なかで)遺跡と各地の関連遺跡−」です。
 上総国分僧寺跡下層には、古墳出現前夜のムラ、中台遺跡が広がっており、「祭殿」のような建造物のあったことが明らかになっています。次回は、その成立のきっかけや背景を考えてみたいと思います。
 開催は11月21日(土)です。ぜひお越しください。

上総国分尼寺跡 上総国分尼寺跡 南中台遺跡 荒久遺跡 祇園原貝塚 南田瓦窯跡群 神門墳丘墓群 上総国分僧寺跡 上総国分僧寺跡 荒久遺跡 南中台遺跡