弥生時代中期〜後期
椎津茶ノ木遺跡
しいづちゃのき
椎津茶ノ木遺跡は、東京湾を見渡す台地上の海岸側、北東部に立地します。姉崎小学校の南西に当たります。発掘調査では各時代の竪穴住居跡が多数、重なり合って検出されています。弥生時代中期末から後期初めにあたる竪穴住居跡の一つからは、弥生時代にはたいへん珍しい
琥珀(こはく)製の玉
が出土しています。海辺のムラですので、海を介した交流で手に入れたのかもしれません。
『市原市椎津茶ノ木遺跡』(財)市原市文化財センター1992年